またもやシミュラクラ現象です。
今回は自然の造型の中に見つけました。
そう、木の幹の虫食い?跡です。
ちょっと情けないユーモラスな顔に見えます。
こういうのが
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」となったのかな?
↓他にも錯視やトリックイラスト作品を多数展示中。
以前、街で見かけた錯視の中で
禁煙マークに見つけた錯視という記事をアップしました。
デザインの中での錯視現象のお話でした。
今日はその「ちゃんと錯視を考慮したデザイン」のお話です。
まず下の図を見て下さい。
左の正方形と右の正円、どちらも縦横まったく同じ長さです。
しかし、どうしても右の円の方が小さく見えます。
これはそれぞれの専有面積などが影響した結果です。
これをふまえて文字、すなわちフォントのデザインを考えてみます。
アルファベットのTとOを描いてみました。
縦横の大きさは全く同じなのに、
どうしてもTが大きく、Oが小さく見えてしまいます。
このままでは少々不細工な文字になってしまいます。
実は昔からフォントのデザインにはこの現象が考慮されています。
こちらは「ヒラギノ角ゴシック」という書体です。
点線を引いて並べてみると判りますが、
Tに比べるとCの書体は縦横ともに少し大きくデザインされています。
数値上での大きさは違ってしまいますが
見た目ではこのほうが揃った大きさに見えるのです。
O、G、Cなど、円に近い形状のフォントは
通常ひとまわり大きくデザインされるのが
フォントデザインでは基本ルールとなっています。
昨今のように錯視という考え方が一般化する遥か前から
デザイナーさんは気づいていたのですね。
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今日のエントリーは
いままで扱った事がなかった錯視です。
まずは下の図をご覧下さい。
丸く穴の開いた黄色い板の向こうに
なにが隠れているか判りますか?
・・・そう、日本地図ですね。
地理の教育を受けた日本の人なら
10人が10人、そう答えると思います。
でも・・・本当ですか?
では少し、透かして見てみましょう。
おや?
じゃあ、完全に黄色い所を取り払うと・・・。
とても日本とは思えない地形になってしまいました。
一番目の図を見ると、隠れている部分を
脳が勝手に「補完」してしまうのです。
これはアモーダル補完という錯視現象です。
特にこの場合に面白いのは
日本の地理を知らない外国人、あるいは
まだ日本の形の知識の無い幼児等では
この錯視が起きないところ。
知識がある故に発生してしまうという
ちょっと珍しい錯視現象でした。
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本日はおなじみのステレオグラムです。
通常、ステレオグラムの制作は、特殊なソフトウェアを使ったり
特殊な撮影法を用いるので、一般の方にはなかなかハードルが高いのですが
今回はこのブログ上で、テキストデータによって
ステレオグラムを作ってみたいと思います。
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上のアルファベットの文字列、二段目が浮き上がって
見えるはずなのですが、いかがでしょうか?
パソコンで打ち込んでいるので
閲覧環境によってはうまく見えない可能性もあるのですが
文字の配列ピッチを工夫する事で
簡単なステレオグラムはどなたでも制作出来るのです。
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