この前、街中でとある錯視現象を発見しました。
なにげなく見過ごしそうな錯視、それがこちら。
はい、どこにでもよくある禁煙マークですね。
これ、よーく見て下さい。
黒いタバコの部分が上下方向にズレて見えていませんか?
この画像はこのブログの為に制作したものですが
街中にあふれる禁煙マークも
ほぼ全てこのようなズレが生じて見えています。
ですが、このタバコはちゃんとまっすぐに描かれているのです。
これはポッゲンドルフ錯視によって生じた現象です。
実はこれ、プロのデザインとしては明らかなミスです。
意外とデザイナーの皆さん、錯視のことを
忘れてデザインをしている事が多いのですね。
タバコの部分を見た目「まっすぐ」にすると
これ位になります。
これが実際にはまっすぐでなく、どの程度
ずらして描いたかというと
はい、こんな風にずれています。
これ位手を加えないと「見た目まっすぐ」には
ならないのですね。
この禁煙マークに限らず、いろいろなロゴやマークなどで
こういったミスを見かける事があります。
皆さんも注意して見てみてください。
↓他にも錯視やトリックイラスト作品を多数展示中。