今日のエントリーは
いままで扱った事がなかった錯視です。
まずは下の図をご覧下さい。
丸く穴の開いた黄色い板の向こうに
なにが隠れているか判りますか?
・・・そう、日本地図ですね。
地理の教育を受けた日本の人なら
10人が10人、そう答えると思います。
でも・・・本当ですか?
では少し、透かして見てみましょう。
おや?
じゃあ、完全に黄色い所を取り払うと・・・。
とても日本とは思えない地形になってしまいました。
一番目の図を見ると、隠れている部分を
脳が勝手に「補完」してしまうのです。
これはアモーダル補完という錯視現象です。
特にこの場合に面白いのは
日本の地理を知らない外国人、あるいは
まだ日本の形の知識の無い幼児等では
この錯視が起きないところ。
知識がある故に発生してしまうという
ちょっと珍しい錯視現象でした。
↓他にも錯視やトリックイラスト作品を多数展示中。