軍隊などでおなじみの迷彩服。
これも錯視の技法を応用しただまし絵、トリックアートです。
ジャングル等の色彩に似せた柄を用いる事で
背景に紛れ、溶け込み、敵の目をごまかす仕組みです。
もちろん砂漠地帯向けの柄などもあります。
ところで、誰？この人。
一方、今はあまり用いられませんが
あえて目立つ事で敵を混乱させる迷彩模様もあります。
第二次世界大戦以前に使われた「ダズル迷彩」といいます。
コントラストの強い不規則な柄で
対象物の形や大きさ、進行方向や速度などを撹乱しました。
また、これらの制作に携わったのが美術家だというのも
非常に興味深い事実です。
ちょっと作ってみましたが、効果の程はどうでしょう？
一方は目立たないように背景に溶け込む迷彩、
一方はあえて目立つ事で視覚的混乱を起こす迷彩。
アプローチの方法は真逆ですが、
敵の攻撃を避けるという目的は一致しています。
画像を作っていて思ったのですが
どことなくシマウマの柄にも似ています。
あの柄は必然なのかもしれませんね。
↓他にも錯視やトリックアート作品を多数展示中。
錯視、トリックアート、だまし絵制作のおまけたらふく舍
