錯視やトリックアートは身近に利用されていると
以前の記事にも掲載しましたが
それも非常に歴史があるというお話です。
さて、これは簡単ですが日本庭園のイラストです。
Aの庭園とBの庭園、どちらが広いでしょうか?
見る限りBの方が奥行きがあり、広く感じますね。
しかしこれは6/21の記事のように
遠近感のトリックを利用した錯視効果かもしれません。
AもBも実は同じ面積の庭園だとしたら
どのようなテクニックで錯覚させているのでしょう?
じつは‥‥‥
奥に行くほど地面を高くして、
白壁を利用し奥行き感を強調しています。
また庭石や植木も奥に配置されたもの程
小さくし、木戸も小さな物にしています。
こうしたテクニックは特殊な物ではなく
日本では中世以降、造園のテクニックとして
よく用いられるのだそうです。
なるほど、狭い土地を広く見せる錯視というのは
日本などの土地事情にはとてもマッチした
実用的なトリックアートなのですね。
↓他にも錯視やトリックアート作品を多数展示中。
錯視、トリックアート、だまし絵制作のおまけたらふく舍