古都の錯視、その3です。
さて、今回は京都ではなく鎌倉です。
鎌倉の中心、鶴岡八幡宮の参道、
通称「段葛」にその錯視はあります。
まずは写真をご覧下さい。
参道の始点はこのような感じ。 一方、神社側の参道終点は・・・。
この違い、判りますか? 実は道幅が極端に変わっているのです。
長い参道の幅が始点から終点までの間に 少しずつ変わる事で、
遠近感に錯覚を与えます。
参道の距離感を狂わせる事で「鎌倉に攻め込んで来る敵」に
混乱を与える事が目的だったとも言われています。
このネタ、こちらの本にも解説がありますので
よろしければお読み下さい。
↓他にも錯視やだまし絵作品を多数展示中。